自分もサラリーマンとして営業をやっていたとき、この国には独禁法もなく、談合を禁止されているわけでもないので、色々と画策したことがあります。
営業する側にとって、「独占権」「優先権」というのは魅力です。
今、自分の仕事も供給先があって、販売先があります。
供給先が競合先になる場合もあります。
でも、そこで競争における強みを見いだせるとすれば、供給先が限定されないので広く・多く集められる点です。
例えば、Aセンターは、自社の募集部の募集能力に限定されます。
自分の場合、Aセンター、Bセンター、Cセンター・・・と自分に協力してくれるすべてのセンターの募集能力を活用し、広く多く候補者を集め、顧客に提案できます。
もちろん、供給先にそっぽを向かれてしまうと自分も困るので、良好な関係を築いていく努力も必要です。
そのリスク回避も兼ねて、常に複数の選択肢を用意できる体制を整えています。
相手側の気持ちも分かるのですが、「独占権」「優先権」を得られるほほどの関係構築は並大抵ではありません。
こういう企ては、一般のベトナム人は幼稚で、日本人は強かであると感じます。(良し悪しは別として)