建設エンジニアのベトナム人A氏は、日本で働くきっかけとなった建設会社をやめて、B派遣会社と雇用契約を結び、製造業D社で機械加工の仕事をしている。
なぜそれが可能なのか考えてみた。
考えられるのは3つ
1.A氏が入管に転職する届けを出していない。
しかし、人事のプロである派遣会社がそれを看過するのか?
2.派遣会社は、書面上はA氏が建設会社Eで働いていることにして入管を通した。
この場合、労働者派遣法に抵触しないのか?
3.A氏も派遣会社も事実を記載して、入管がOKを出した。
これができるのであれば、海外人材採用コンサルティングの提案材料が増える。
でも、おそらく「3」と思います。
まずA氏は日本に来て数ヶ月であり、日本語能力はN4に満たない程度です。
そのような彼が入管手続きを自分で行うのは困難です。
また、彼は「エンジニアビザだから大丈夫」と誤解していました。
入管手続きを行わなくてはならないという知識を持ち合わせているのかあやしいものです。
従って、疑惑の目は派遣会社に向けられます。
どんな方法を使っているのか、それともすべて知らないとシラを切るのか。