一般の方々にとっては聞き慣れぬ言葉だと思いますが、留学生や家族滞在として日本に来た外国人は「週28時間までの就労が可能」という制限時間が法律で定められています。
（留学生は、学校の夏休み・冬休みなどは特別に２８時間以上も許可されています。）
これ以上に働くことを「オーバーワーク」と呼ばれており、違法行為でして罪名は「不法就労」です。
事実上、多くのベトナム人留学生はオーバーワークをしいられています。
日本の大学生のように両親や親戚から学費・生活費を仕送りしてもらっているのは、ごくわずかな富裕層ですし、奨学金をもらえて留学できているのも少数派です。その他多数は自分で稼いで学費と生活費、さらにはベトナムの家族へ仕送りしている学生もいます。
オーバーワークは、発覚すれば処罰を受けます。けれど、本人および雇用する企業側のあの手この手で発覚しないことも多いです。
どの時点、いかなる経緯で発覚したかによるのですが、処罰として①退去強制、②出国命令、③ビザの更新ができないの３通りがあります。
ただし、（どれだけ悪質かにもよりますが）法律で定められた一定期間を過ぎれば再入国は可能です。
