日本の建設現場は塀やネットで囲まれていて閉鎖的な空間で行われているので、素人はなかなかその作業の様子を見ることができないかと思います。
けれど、ベトナムの建設工事は非常に開放的です。
写真は、テコの原理を利用して鉄の棒を曲げている様子です。
その鉄の棒は何に使われるのかわかりませんが、寸法や角度を気にしている様子はなかったので、だいたいでOKなのだと思います。
以前、日本のスーパーゼネコンのベトナム支社で働く方（日本人）とお話させてもらったことがありますが、ベトナムでは傾きよりも価格が重視されるので、たとえビルが多少傾いていようとも支障がなければ、安く作れたことに満足されるそうです。
なので、日本基準で厳密に作る日本の建設会社は、中華系やローカルの建設会社との価格勝負（入札時）になると勝てないとおっしゃっていました。
