【原文】
上位10か国・地域について,平成31年1月1日現在では第10位であったブラジルが外れ,新たにスリランカが第9位になりました。また,ベトナムが韓国を抜き第1位となり,インドネシアが台湾を抜き第6位になりました。
平成31年1月1日現在と比べ,8か国・地域で増加しましたが,特に,ベトナムが2,194人(19.7%)増,インドネシアが631人(19.0%)増,スリランカが168人(19.5%)増と大きく増加しています。
【解読】
ベトナムが1位になったことはなるべくしてなった結果であり、それほど驚きはないかと思います。
関心を持つとすれば、まずはその数です。
現在、日本には79,013人(※ベトナム人のみでなく、全国籍・地域の合計)の不法在留者がいるようです。
約8万人が何をしているのか?
想像をかきたてます。
(日本人の人口が減っていく中で、日本国内で外国人窃盗団員の数は如実に増えているとか。)
もう一つは、増加率のこと。
増加率は将来を予測する上での参考地になります。
ベトナムでいうと、昨年比約20%増だそうです。
そもそも増加傾向であることが問題かと思いますが、これが来年マイナスになることは考えづらいです。
入管の締め付けが厳しくなって、産業界が望む増員が難しくなってきています。
一方で、天災等の影響で建設業における人手不足が依然と続いています。
東京オリンピック・パラリンピックの建設工事が終焉に向かっています。
大量に増員した技能実習生たちは、その「作業」を実習を行うために来ているので、
どんな仕事でもやらせてはいいわけではありません。
問答無用にやらせれば、その責任者が逮捕されるかもしれません。
技能実習生応募者の借金問題が大きくクローズアップされたのは、ここ1~2年なので、
現在、オリンピック施設などで作業している技能実習生たちは、借金抱え組が多いはずです。
以上、来年度も増加すると考えます。