· 

大学卒業証明書のニセモノを作ってみようか

日本向け人材紹介ビジネス産業に蔓延る悪の二大秘密結社(?)は

 

・ペテン師

・ニセモノ

 

だと思っています。

 

他にも候補として「搾取」「過剰接待」「借金・保証金」などがノミネートされたのですが、

 

「搾取」は必要な役割・役目を果たした上で手数料として発生するのであればビジネスとして否定できず、必要であるか否かは当事者間が決めることだと思います。

 

「過剰接待」も"過剰"と付くならダメなのでしょうが、ではどこからが過剰なのか?という線引きは誰が決めるのか?となり、官民接待は汚職行為なのでしょうが民民接待ならこれも当事者間が判断することかと思います。

 

「借金・保証金」については、借金については自己責任かと。借金しても成し遂げたいことなのか、返済プランは立っているのか、様々な要因を加味して自分が判断を下したことなら自分で責任を負うべきだと思います。

保証金については、ルールとして禁止とされているのでやってはいけないことなのですが、存在は悪ではないと思っています。生半可な気持ちの応募者なので誠実な企業が損害を被るようなことを防ぐことができました。

保証金を扱う人・組織が悪だったのです。

そうなると、はっきりとした悪というのは詐欺行為を働くペテン師たちとニセモノを作る偽変造会社に絞られていきます。

はっきりとした数値は出てこないでしょうが、産業が大きくなるにつれて、

こういった存在も如実に成長して、この業界を下支えしているのだと思います。

「ニセモノを見てみないことには、ニセモノだとわからない」と思い、
ニセモノの卒業証明書を作ってみよかと考えました。

すぐにこの業界で働いているベトナム人の友人に頼み、

価格を調べてもらうことにしました。

余談で、彼の経験を聞いてみたのですが、

今までに2件、ニセモノの卒業証明書を提出してきた応募者がいたそうです。

 

彼が言っていたのは、ニセモノだとしても極めて精巧にできているので、

見た目では分からないとのことでした。

大学の職員が不正を働いて発行する場合もあるとのことです。
大学から発行されるものなので、その書面自体は本物と同じなのですが、

登録番号はベトナムにおける文部科学省的な存在が管理しているので照合すれば分かるそうです。

(余談ですが、ベトナム文科省のデータに手を加える方法もあるかと思います。)

その2件は、どうなったかというと、

1件は相手が「すみません」と何度も泣いて謝るので、見逃してやったそうです。
もう1件は態度が悪かったので通報して、その人は30万円ほどの罰金を科されたとのことでした。

その時のデータが残っているというので、週明けに送ってもらうことにしました。

写真は、本物かニセモノかわからないのですが、

「なぜ大学名をスタンプで押すのだろうか…」という疑問から、

今回の一連の動きを起こすきっかけとなった卒業証明書です。

 

おそらくニセモノづくりもピンキリで、

精巧のものは高値が張るのだと思います。