先日、ハノイからホーチミンに戻る飛行機で、自分が先に乗車していて座って待っていると、後からお父さんと娘2人がやってきました。
特別なことでもないのであまり気にも止めていなかったのですが、たまたま記憶の中に残っていました。
たまたま近くで「座席が違うよ」という彼女らとは関係ない大人たちのやりとりがなされていて、娘さんに自分が話しかけられたので座席の違いを指摘されたのかなと思い、彼女のチケットを見せてもらうとお互いに間違いではないことがわかります。
ベトナム語だったのでうまく伝わらなかったのですが、どうやら彼女の荷物を上の棚に載せてほしいというお願いだったようです。
そういうことかと気づき、快く引き受けました。
でも、「(お父さんはどこに行ったのだろうか・・・)」という疑問を抱きました。
小学校4・5・6年生ぐらいのお姉さんと、小学校低学年ぐらいの妹という組み合わせなのですが、2人で並んで座り、自分とお父さんだと思った人物はいなくなっていました。
勘違いだったのかもしれません。
飛行機が無事にホーチミンへ着いたときは自主的に荷物を降ろしてあげると、
「サンキュー、サンキュー」とペコペコと頭を下げて喜んでくれました。
ホーチミンではよくあることなのですが、
飛行機を降りた後に、バスで空港まで移動となりました。
その時もその姉妹は二人でいたので、子供旅なのだろうなーと思っていました。
欧米人のおじいさんに手を振っているのが愛らしかったです。
自分も子供の時、夏休みに祖父・祖母がいる田舎へ姉といっしょに出かけたことを思い出しました。
確か浅草か上野の始発駅まで母が送ってくれて、終点まで乗っていればよいだけの簡単な旅ですし、
自分は弟の立場なので責任感は抱かずに済む気楽なものでした。
当時の姉は電車酔いしやすい体質だったので、
それを見ていて可哀そうだったという記憶があります。
飛行機旅というのは子供にとってハイレベルだとも思ったのですが、
CAさんがいるし、乗り継ぎもなければさほど大変なことでもないかなと考えました。
おそらく空港では誰かが待ってくれているのでしょうし・・・。
そんなことを勝手に想像している間に、
空港に着き、到着口から出ようとするとスマホカメラを傾けている母親らしき姿を見かけます。
振り向いてみると、やはりその姉妹が後ろにいて駆け寄っていったので、
子供旅は無事に終了したようです。
ただし、その1分後に後ろからお父さんが現れます。
どうやら私の見間違えではなかったようです。
推測ですが、おそらく子供たちだけでできるかの練習だったのだと思います。