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観光業にとっては撤退も将来へ向けての戦略の1つ

撤去作業が進む旅行会社(旅行代理店?)
撤去作業が進む旅行会社(旅行代理店?)

近所にあった旅行会社?旅行代理店?が撤去作業を進めていました。

 

このお店が多店舗展開している会社の1つの営業所なのか、独立しているのかはわからないのですが、おそらくこの場所に出来て半年経たずして撤退することになったはずです。

 

ベトナム国内旅行は復調の兆しが見え隠れしていますが、ここは海外旅行を扱っているようなので、現時点では見通しが立たないので撤退はやむを得ない判断と思います。

 

経営を続けて手持ち資金が枯渇するまで耐えたり、借金を抱えるよりは、損害が少ないうちに止血(※資金の流出を止めるの意味)しておけば、景気が回復にしたときに再起の可能性があります。

 

金銭的な面だけではなく、従業員の雇用についても考えなくてはならないのでしょうが、

ベトナムは日本と比べると離職率が高い国民性があるので、

決断を鈍らせるほどの影響力はないやもしれません。

 

日本の大手・中堅旅行会社とて借入金がない、または現有資産の売却によって返済できるなら、

株主または経営者からしてみれば早々に廃業したいのではないでしょうか。

 

それをしないのは、従業員の雇用継続とステークホルダーとの関係性などなど、

良くも悪くも日本式経営の特徴かと考えます。

 

この状況下において、観光業界の経営者にとっては進むも退くもいばらの道です・・・。