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烈火の如く

細身で小さな女性(ベトナム人)が厨房奥にいる男性スタッフ(ベトナム人)に殴りかかりに行こうとして、他の男性スタッフたちに抑えられている光景を見ました。

 

もしかすると、事の発端は自分にあるのかもしれません。

 

料理に異物が入っていたので、すぐ近くにいた日本人スタッフさんに伝えたのです。

事を荒立てるつもりはなく、調理器具が古くなっていたりしているのなら他のお客さんに提供するときも同じことがあると思って、善意で行なったつもりです。

 

日本人スタッフさんはすぐに謝ってくれ、その料理は無料にしてくれました。

 

その日本人スタッフさんはすぐ担当の厨房スタッフに注意しました。

自分が見た限りでは、怒るでもなく、叱るでもなく、「ケガをさせてしまうから気をつけて」と優しい口調でした。

 

その厨房スタッフは日本語ができないようなので、接客スタッフの女性を通しのやりとりだったようです。

 

このやりとりにおいて、その厨房スタッフ(ベトナム人男性)が「自分は悪くない」と主張したようです。

 

なので、話がこじれました。

 

彼女が襲い掛かるまでの間に複数名を交えてのやりとりがあったようですが、その内容まではわかりません。

もしかすると、別の問題でもめていたのかもしれません。

 

厨房内の棚が崩れそうになるほどの争乱だったので、

棚の上の物がスープに入ってしまったら、もっと大ごとになるところでした。

 

ベトナム人男性が暴れている様子は街角でしばしば見かけますが、

ベトナム人女性が殴り掛かろうとしている様子は初めてかもしれません。

 

頼もしい存在です。