ホーチミンの人気古着店
10代・20代前半の若いベトナム人女性がひっきりなしに訪れ、まとめ買いをしていくお店
<若者は質より量なのかも>
ジーンズのダメージがあまりにひどくなってきたので買い替えようと、最近改めてオープンした無印良品と1周年記念セールを行なっているユニクロを訪れました。
丈を調整してもらうやりとりに困るかなと思い、友人のベトナム人女性に付き添ってもらい、ささやかながらそのお礼に、この場で何かプレゼントすることにしました。
あなたの欲しい服も買いましょう、と。
改めてユニクロや無印良品を一回りします。
目を引くものはいくつかあったようですが、運命を感じて絶対に手に入れたいという衝動を受けるような商品は見つからないようです・・・。
「気を使っているのかな?」と思い、上限金額を提示しました。
〇〇〇VNDくらいね、と。
(※冬物コートでなければユニクロで1から3着ほど買える金額です。)
すると「ビンタン区にあるお店で買いたい!」と訴えてきました。
<知る人ぞ知る隠れ人気店>
想定外の展開だったのですが、相手の勢いに押されたのと、断ることで気まずくなるのを避けて、そうすることにしました。
ここからタクシーで10分ほど移動です。
着いた場所はアパレスショップとは思えぬビルで、どうやら彼女も来るのが初めてのようで多少戸惑っていました。
1階には何もないのですが、学生さんぐらいの年代が次々に靴を脱いで上へ登っていくので、自分は勝手に「ここはアパレル関係の学校で、ここでオーダーメイドで作ってもらうという展開になるのだろう」と予想したものの、違いました。
2階が販売と試着エリアとなっていました。
連れの彼女から「あなたはここにいてください」と指示されて、
階段付近の椅子で待つことになりました。
(男子禁制ではないようですが、後から来た若いカップルたちも男性はここで待機していました。)
ちなみにこの椅子は試着部屋に収まらない人たちが座る場所でもあります。
十数着を試着するので、試着室は渋滞しています。
<情報収集と情報整理>
彼女が買い物している間に自分の頭の中で情報を整理していました。
- すごい繁盛店である
- 10代もしくは20代前半の女性が主な顧客層
- 値段がとても安い(1着150円から250円程)
- 不揃いの新たな商品十数着が3分に一度くらいのペースで投入されては、買う側も十数着をまとめて買っていくという回転の良さが見もの
- スタッフの商品の扱いが雑で、買い手が購入する際に壊れている箇所を見つけてもそのまま買っていった
情報を整理していく中で「古着屋なんだな」と思いました。
もしくはB品店。
どちらが付き添いなのかわからなくなった彼女は、上限額いっぱいまで買い物を続けて、十数着と靴2足を選び、帰りのタクシーの中で「今日は疲れた」と独り言を放っていました。
自分一人もしくは日本人同士・男同士では決して来ない場所だったので新鮮でした。
そして、自分なりの解釈としてあの「疲れた」発言は満足したと捉えていいのだろうと、心の中で思いました。