ホーチミンには「まじめなマッサージ店」と「そうでないマッサージ店」があります。
そうでない方は、ベトナムの法律では認められていないサービスを行なっているという点では不真面目ですが、本人が頑張るほど客数やチップなどの実入りが増えるので仕事に取り組む姿勢・やる気は他を圧倒する仕事熱心(≒真面目ぶり)です。
一方、真面目なマッサージを施すお店は、そういったお店と一線画すために「まじめなマッサージ」とお店の前に札をかざし、声かけも「まじめなマッサージいかがですか?」と言っています。
両者に共通するのは、ホーチミン市内でコロナが再燃したことによって、営業停止命令の真っ只中ということです。
(まじめなマッサージでない方もマッサージ店として活動しています。)
テト休みと重なったことによりあまり気になりませんでしたが、そろそろテト休みも終わろうとしている中でまじめなマッサージで“ない方"は入口の電気を消して、ドアを少しだけ開いて、私服姿の何人かが中にいて、ひっそりと営業を再開させていました。
まだ営業停止命令は解除されていません。
真面目でない方はたくましさがあります。
先ほどコンビニで買い物を終えて、店を出たところ、道路の向こう側で
日本人と思しき中年男性が若いベトナム人男性に連れられて、
半開きのシャッターをくぐり、ひそひそと「まじめな」マッサージ店に入っていく様子を見かけました。
なるほど。
真面目なマッサージを施すお店であって、
真面目な営業を行なっているわけではないのだと解釈しました。