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ホーチミンでは今度のコロナ蔓延防止対策強化で薬局にも行けなくなるようだ

明日から2週間の外出禁止に備えて、その前日に薬局を訪れ常備薬を買いに来たホーチミンの人々の様子
明日から2週間の外出禁止に備えて、その前日に薬局を訪れ常備薬を買いに来たホーチミンの人々の様子

明日(2021年8月23日)から2週間(2021年9月6日)まで、「完全外出禁止」なのか「終日外出禁止」と表現すべきなのか解りませんが、今までのロックダウンがもっと強化されたのは束の間、さらに厳しくなるということで(ベトナム人・日本人・その他外国人問わず)ホーチミン市民はその前日に出来る限りの備えを行いました。

 

うちの近所はホーチミンでは指折りの薬局通り(※薬局がいくつも横並びしている道)でして、薬局にお客さんが殺到している様子を見て「薬局も営業停止を余儀なくされる断行なのだな」と思い更けました。

 

ちなみに、ベトナム人は日本人と比べると病院の敷居が低く、「風邪ひいたレベル」でもすぐに病院へ行きます。

さらに、薬局への出入り率は日本人の数倍~数十倍で、自分自身もアレルギーの薬をもらうためにインターナショナルクリニックで日本人医師に診てもらって処方してもらったことがあり、その後にもう一度薬が欲しいとメールで頼んだら「ベトナムでは薬局で売ってますよ」と促されたことがあります。

 

なので、日本では医師の処方箋が必要な薬剤もベトナムでは処方箋が無くても薬局で買えることが多いので、慢性的な病気で薬を必要としている人たちは病院へ行かず薬局へ通う傾向があります。

 

それと、病院の敷居も(日本と比べると)低いですが、もう一段階下のレベルだと両親や親戚などが素人なりに診断して薬局でこの薬をもらって来いと指示されて、それで治そうとする人たちが多いのだと思います。

 

従って、医療機関としての役目も果たしている薬局は、これまでのコロナ規制では対象外だったのですが、今回はそこにも踏む込むようです。